説明
著者 唯木佐保子
1959年札幌市生まれ。
高校時代、高田敏子氏に師事。
同人誌「ぱん・ふるーと」同人。
中日詩人会会員。
著書に『夏の帽子』『YAMATO』
『詩集 暖炉』『水曜日の偶然』
『水曜日の偶然 マグダラのマリアの祈り』『月光と海』
がある。
書名:鶺鴒 SEKIREI
著者:唯木佐保子
四六判・並製本・56頁
定価:1100円(本体1000円、税100円)
唯木佐保子詩集 第5弾!
小気味よい文体は旋律を奏でるかのようだ
─ 楢の葉の降り積もる柔らかな土の香り恋しく
若葉に結んだ恋文の上
果てしなき転がしを見守りつつ
鶺鴒の尾は打っている
銀杏の木の幹を
「トントン トントントン」 ─ (文中「鶺鴒」より一部抜粋)
目 次
片想の夏
海 鏡
君が忘れていった傘
浜辺の薔薇
遠 雷
秋の月夜
鶺 鴒
月 夜
風吹く街角
藤紫色の薔薇6
冬の恋人たち
烏 瓜
冬の薔薇
冬の小樽
悲しみは永久に
花咲く乙女たちの春
椅 子
ムーランルージュ
水色の空を切り抜いて
ハープを盗んで
ルピナスの花園
ハミングバード
あとがき