説明
書籍:名古屋城の創建と古織会附
著者:久野 治 (くの おさむ)
仕様:B6判・108頁・並製本
定価:990円(本体900円、税90円)
<著者略歴>
古田織部研究家。中部ペンクラブ理事。
1923年(大正12)岐阜県生まれ。
1989年岐阜県の基本コンセプトであり、「『自由』で『革新』的な『創造』精神」としてのオリベイズム、オリベプロジェクトを提唱する。1995年、中日新聞にて「いまなぜ織部か」を連載。1997年岐阜県第一回織部賞特別功労賞受賞。1999年岐阜県芸術文化顕彰受賞 他著作物多数刊行。
約十年に及ぶ名古屋城本丸御殿の復元も本年六月八日に完成をみる。さらに現在、名古屋城天守閣の木造復元計画も進行中。
本書は、四百年の歴史を溯り、名古屋城創建当時の天守閣竣工を祝い催された会席の記録を掲載。慶長十五年(一六一〇)将軍秀忠の茶道指南役であった茶人古田織部助が接待役となり、建築に関わった諸大名等をもてなした。慶長十五年十一月から約三ヵ月にわたる四十九回の茶会の記録。
<目 次>
まえがき
名古屋城の創建と「古織会附」一
名古屋城の創建以前のこと
大坂城の包囲網
清洲越えと「猿面茶席」
「古織堂」について
天王社茶席での口切り
名古屋城参観と茶会
霜月茶会(一)
堀川の開削について
霜月茶会(二)
清洲越え
師走茶会(一)
ういろう(外郎餅)
師走茶会(二)
名古屋城の創建と「古織会附」二
猿面茶席について
師走茶席(三)
城について ①
正月茶会(一)
城について ②
正月茶会(二)
正月茶会(三)
如月茶会
参考文献
あとがき
利休を超えた織部
―─古田織部を探求して三十五年